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こわーい深海生物ベスト10

こわーい深海生物ベスト10

深海とは、人間が生きる場所から最も遠い場所。冷たく暗い何千メートルもの海の深淵に住まう、悪魔のようなタコ、イカ、ウナギ、アンコウ、サメたち。あれ、美味しそうじゃない?と思ったあなた、その姿と生態を見ても同じように思いますか?(関連記事:エイリアンのような深海魚ばかりツイートする、地獄の漁師が現る!)

image: Wikimedia

学名:ミツクリザメ

生息地:Florida Museum of Natural Historyによればオーストラリアのミシシッピ川沿岸に見られ、深さ約1,300mまで生息することができます。日本でも東京湾、駿河湾、相模湾の深海で見られます。

生態:この顎、この歯。ミツクリザメは明らかに捕食者ですが、それ以外の生態系についてはあまり知られていません。サウサンプトン大学の深海鮫生態学博士課程のクリスチャン・バード氏は、「あまり生態が知られていない種です。世界中で、まれに発見されます。彼らの特徴的な突き出た顎は、水柱の中で素早く動く魚や、甲殻類を補食するためです」と教えてくれました。

特徴:この不気味な深海鮫は、刃のような長い吻(ふん、口の部位)と、悪夢のような歯で知られています。またShark Siderによれば身体が半透明で、薄ピンクは内臓の色です。

video: EVNautilus

学名:Grimpoteuthis(グリムポテウティス)

生息地:名前どおり「ダンボ」のような耳をもつ可愛らしいタコは、約3,000〜4,000mの深さに生息しています。太平洋水族館によれば、オーストラリア、カリフォルニア州、オレゴン州の水域など、世界中の多くの地域でダンボ・オクトパスが確認されています。

生態:Oceanaによると海底でオキアミやクラゲのような無脊椎動物を食料とします。

特徴:見た目は可愛いかもしれませんが、このタコが大集団で漂う姿を想像してみてください。プリマス大学海洋研究所の副所長であるニコラス・ヒッグス博士によると、「ダンボ・オクトパスは、獲物を風船のように包みこみ、そしてそれを食らう」そうです。まるで幼児の大群によって死に追いやられるようなものです。ダンボ・オクトパスは、高さはわずか20cmですが、クラゲを主食とするというのはにわかに信じられません。

Photo: Tach_RedGold&Green/Flickr

学名:ダイオウグソクムシ(Bathynomus giganteus)

生息地:ダイオウグソクムシは、メキシコのユカタン半島の海岸で、深さ約360〜1,050mで発見されています。

生態:このリトルモンスターは、全長4cmから35cmまで成長するスカベンジャー(腐食動物)です。2003年のDeep-Sea Research Part I: Oceanographic Research Papersに掲載された論文によれば、巨大なダイオウグソクムシの体内にはイカや魚が残っていたそうです。

特徴:一番恐ろしいのは、最大5年間絶食しても生きられるということ。子を繁殖させる雌は、おそらく捕食者に晒されないように餌を食べないようにできる、と前述のヒッグス博士は言います。腐食動物のダイオウグソクムシが死骸に近づくと、他の腐食動物にも晒されてしまいます。普段は子や自身を守るために、泥の中に隠れています。生態系に重要な機能をもっていそうですが、このゴキブリが巨大化したみたいなエイリアンは見てるだけで鳥肌が立ちそう。

video: zefrank1

学名:Lophiiformes

生息地:National Geographicによれば、主にヨーロッパと北西アフリカの海岸など、全世界の約1,000〜3,000mの深さに生息しています。

生態:捕食者(見た目からして明らかに)

特徴:アンコウの最大の特徴は、おでこから釣り竿のような疑似餌。ルアーのように餌をおびき寄せるための誘因物質で、発光する種類もいます。日本ではあんこう鍋などで、美味しく食べられていますけどね。

image: Wikimedia

学名:Chauliodus sloani

生息地:MESAによれば、世界中の熱帯・温帯の水域、約2,800mの深さまで生息することができます。 ビーチで遭遇するようなことはありませんね。

生態:(見るからに)捕食者

特徴:ホウライエソは深海のギャングと呼ばれ、普段は姿を現しませんが、一度ホウライエソに見つかった魚はそこでゲームオーバー。鋭く長い牙で捕まったらもう逃げられません。

image: Wikimedia

こわーい深海生物ベスト10

学名: Chimaeras

生息地:目撃されることはほとんどありませんが、ギンザメはカリフォルニア州とハワイ州の海岸に生息し、約500〜3,000mの深さで暮らすことができます。(関連記事:謎につつまれた深海魚「ゴーストシャーク」の祖先が明らかに)

生態:Florida Museum of Natural Historyによれば、ギンザメは、主にワーム類、カニ類、軟体動物類を主食とする捕食者です。「深度によってさまざまな異なる種があります。ギンザメは非常に奇妙な生き物で、ウサギのような顎で、海底の貝殻を粉砕します」と前述のクリスチャン・バード氏は説明します。

image: Artisan Lane/Wikimedia

学名: Eurypharynx pelecanoides

生息地: Te Ara Encyclopedia of New Zealandによれば、フウセンウナギは、約1,000〜2,100mの深さで生息し、全海域の温帯地域と熱帯地域で発見されています。

生態:捕食者で、主に甲殻類と魚を食べます。

特徴:フウセンウナギの特徴的なペリカンのような顎から、英語では「ペリカンウナギ」とも呼ばれます。ヒッグス氏によれば、フウセンウナギは強い顎と大きな口で大きな獲物を飲み込むことができます。フクロウナギのようなものは大きな獲物を食べるのに十分な顎をもっていません。大きな口で、獲物が逃げるのを防ぐために餌を呑み込み巨大なパラシュートのように広げると考えられています。

video: EVNautilus

学名:Vampyroteuthis infernalis

生息地:Aquarium of the Pacificによれば、温帯地域と熱帯地域、約600〜1,200mの深さに生息しています。

生態:コウモリダコは一応捕食者です。2本の細く長い触手で、粘液でマリンスノーと呼ばれるプランクトンの死骸を丸めたものを口に運んで食べます。

特徴:コウモリダコが分泌する粘液は、精巧な防衛機能の役割も果たします。「コウモリダコが危険に晒されたとき、頭を覆い長い棘を出すけれど、実際は柔らかい肉質の触毛です。生物発光で、捕食者を攪乱し、大きな輝く目で粘液を水に放出します」とヒッグス博士は教えてくれました。

video: Artisan Lane

学名: Chiasmodon niger

生息地:IUCNによれば、大西洋、太平洋、インド洋の熱帯・温帯の海域で発見されており、約3,000mもの深さでも暮らすことができます。

生態:捕食者です。自分の数倍もある大きな獲物を無理矢理食べます。

特徴:Discovery Blogによれば、オニボウズギスは、あまりに深い場所に生息しているため、獲物もなかなか獲れません。そこで自分の数倍もある大きな獲物を無理矢理胃の中に収めることができますが、時に無理しすぎて胃が破裂して死亡することがあります。

クリバーランド自然史博物館の副所長、脊椎動物学科のロベルタ・ミュールハイム氏がThe Morning Journalに話したことによると、「この魚は、弾性のある胃を持っているので、自分以上のものを飲み込むことができます」と言います。その様子は@AquamanKyleさんがポストした以下の写真のとおり…。オニボウズギス、無謀すぎます…。

#greatscientificnames Chiasmodon niger (Black swallower....obviously the one doing the swallowing, not the swallowee) pic.twitter.com/Ll0CNs0onH

— THE Aquaman (@AquamanKyle) September 9, 2015image: Getty Images(Awashima Marine Park)/Getty Images News/ゲッティイメージズ

学名: Chlamydoselachus anguineus

生息地:ReefQuest Centre for Shark Researchによれば、ラブカは非常に珍しいサメですが、オーストラリアの海岸等で発見されています。

生態:捕食者

特徴:ラブカは、全長2mほどで、原始的なサメの特徴があることから「生きている化石」とも呼ばれています。合計で300本ほどの歯の先は鋭く尖っています。「歯はすべて引っかかるフックのようになってて、例えば素早くすべるイカも、この歯でキャッチされると動けなくなり、逃げることはできません」と、バード氏は言います。

top image: Getty Images(Awashima Marine Park)/Getty Images News/ゲッティイメージズsource: Florida Museum of Natural History 1, 2, Shark Sider, YouTube 1, 2, 3, 4, Aquarium of the Pacific 1, 2, Oceana, Deep-Sea Research Part I: Oceanographic Research Papers, io9, National Geographic, MESA, Te Ara Encyclopedia of New Zealand, Discovery Blog, The Morning Journal, Twitter, ReefQuest Centre for Shark Research

Rae Paoletta - Gizmodo US[原文](mayumine)

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